今回カバーさせていただいたプラットホームを紐解き感じた楽曲の深さとSalyuと言うアーティスト。
どのような調理法が、聞き手に新鮮に聞こえるのか試行錯誤しました。
小林さんのポップスと言う大衆に向けた細かなこだわり。
主観と客観を行き来する歌詞の内容や、細かいコード展開、
感傷や情熱や希望をテーマに繰り広げる曲も、Salyuの手にかかれば魔法のように軽々と全て内包していく様。
そして小林さんとSalyuの関係性もとても興味深いことだと改めて感じました。
魅力的な声と、歌唱力、努力家で真面目で、目が離せないほどキュートなSalyuに魅せられた小林さんが、その才能を捧げてこられたこと。
とても愛情を持って手がけられて来たこと。
それを、現実化するSalyuの手腕。
その互いの歩み寄りと、おもいやりと、努力に多大なリスペクトを感じます。
それは、とても稀有で、とても、気高いことです。
歌手としての、Salyu。
そして、母になったSalyu。
20周年おめでとうございます。
これからのたおやかでしなやかな歌声を楽しみにしています。
中納 良恵